ストーリー
東京・神船区。
私は中古の戸建を購入し、愛する家族と暮らしている。
美しい妻と、思春期で口は悪いが根は優しい娘、
そして疲れた私をいつもお帰りと迎えてくれる愛犬。
ささやかだが、かけがえのない日々だ。
平穏な日々を過ごしていたそのとき、
私の実家に遊びに行っていた娘からメッセージが届く。
「これからおばあちゃんと一緒に帰るね!
しばらくうちで暮らすことになるから、
おばあちゃんの分も防災の準備をよろしくね!」
急な連絡に戸惑いを覚えながら、
娘の一言にハッとさせられた。
そういえば、数年前から関東には大地震が
くるという噂も聞く。
準備は妻に任せきりだったこともあり、
「一応準備をしておくか」と、
この時に始めた「防災の準備」。
それは単なる日常の一幕にすぎないはずだった。
だが、その小さな決断と行動が、
地震や液状化という大きな脅威を前に、
家族の運命を左右する行動へとつながっていくー